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母に優しく 自分に優しく

こんにちは。

Ayurvedic House Polaarisです。

セラピストという仕事をしていながら

私はずっと

 

自分の身体を誰かに委ねる

 

ということが苦手でした。

 

アーユルヴェーダの体質論に照らし合わせてみても、

かつて働いていたことがあるアーユルヴェーダサロンでは、

 

「この世の中にはKapha(水、土の性質)かVata(空、風の性質)の人しかいないの?」

 

って思うくらい、お客様はその二つの傾向を持った方がほとんどで

 

Pitta(火の性質)の方にお会いすることは少なかったです。

 

(私のサロンでは不思議と色々な方が来られます)

 

ところが、ヨガスタジオさんでアーユルヴェーダの講座をさせていただいた際には、

「PittaとVataの人が多いなー」

と感じました。

 

Pittaという性質は

目的意識がはっきりしています。

 

ちょっと戦闘能力高めな感じです。

 

目的を設定して進む

結果が出ることに喜びを感じる

 

そんな自力の道を選びやすいのがPittaの魅力であり

落とし穴にもなるところかもしれません。

 

私の性質もVata・Pitta

 

時々実家に帰る際に、母にも、

「隙間時間にこの体操をやって!」

 

と圧をかけていました。

 

でも、両親はもう77歳。

 

今も働いているけれど

若い頃から重労働が多く、

無理を重ねた分、身体は本当に硬く、

自分で動けと言っても身体がしんどい。

 

2年前の夏、

一緒に出かけた時に、明らかに今までの母の様子と全然違いました。

 

そこで私は

それまで迷っていた、骨格の施術を学ぶこと、

毎月実家に帰って父母に施術をすることを決めました。

 

母は少しずつ元気を取り戻し

以前よりも明るい表情を見せてくれるようになりました。

 

人はいつか、誰かのお世話になって過ごす日が来るかもしれません。

 

でも

 

その時までは、少しでも元気な身体で

楽しく過ごしてもらえたら

 

私が嬉しい。

 

そして私も、自分にまた優しくなりました。

 

定期的に施術を受け、

 

楽して良くなる

 

を選んで初めて

自分の頑なさに気がつきました。

 

どんな方法でもいいんですよね。

これしかない

なんてことはない。

 

頼ったっていい

他力を借りてもいい

自分で頑張ってもいい

 

今の私のリラックスした心の状態は

 

私にとって

 

とても快適な在り方です。